簡単にできる栗の剥き方や保存方法とは?これから旬の栗あれこれ
2018/09/22
秋の味覚といえば?
『栗』を思い出す人は多いのではないでしょうか?
渋皮煮や栗ごはんなど、いろんな食べ方があってとても美味しいですよね。
しかし栗には外側の硬い皮(鬼皮)と内側の薄い皮(渋皮)があり、生栗から調理するとなると、とにかく皮を剥くのが大変。
そんな栗の皮を簡単に剥く方法や保存方法を紹介します。
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簡単な栗の剥き方
【栗の鬼皮だけの剥き方】
通常一日水に浸けて置いて皮を柔らかくしてから剥くといいのですが、すぐ使いたい場合は沸騰したお湯に3分ほど湯潜りさせて冷まします。
丸みのある底面脇から押し込むように包丁を入れ、渋皮の上をめくるような感じで剥きます。
ある程度剥いたら残りはパカッと外れます。
この場合切れない包丁の方がやり易いです。
包丁で皮をつまんで剥ぎ取るような感じで剥いてください。
【渋皮の剥き方】
面倒なのはこの渋皮!
渋皮は薄いので包丁や爪先で剥くのはとても大変ですので、包丁や爪先は使わず剥いていきましょう。
まず渋皮を焼いて焦がしましょう。
ガスバーナーで一気に焼く、ガスコンロで焼き網を使用して焼く、フライパンで煎る。
どの方法でも内部はなるべく加熱しないように強火で一気に渋皮だけを焦がします。
熱いうちに濡らして絞った布巾にとってこすると簡単に渋皮だけ剥けます。
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【圧力鍋を使用する方法】
たっぷりの水に10分位浸けて置きます。
栗の上部分(とんがっている方)に横向きに1cmほどの切り込みを入れます。
圧力鍋に栗を入れてかぶる位の水を入れ火にかけます。
蓋をして加圧がかかったら30秒で火を止め自然放置で15分位、ピンが下がるか蓋が開くようになったら蓋をとり、触れる位まで冷めたら、手で鬼皮又は渋皮も一緒に剥きます。
【冷凍する方法】
栗を水から茹でます。
沸騰してから1分ほど置いて火を消し蓋をしたまま冷まします。
冷めたら冷凍庫に入れ凍らせます。
必要な時に解凍して、栗の底部分を切り落とし栗のとんがったほうに向けて剥いていくと大体鬼皮と渋皮が一緒に剥けます。
この方法は保存も一緒にできるので便利ですね。
栗はアクが強く、すぐに変色してしまいます。
剥いた栗は速やかに水に放ちましょう!
栗の保存方法
旬になるとスーパーでよく見かけるようになり、ついついたくさん買ってしまったり、頂いたり、拾ったりと栗だらけになってしまうことありませんか?
余ってしまった生栗はそのまま放っておくと虫がついてしまいますので、早めに処理をして保存しましょう!
【冷蔵庫での保存方法】
まず虫対策で80度位のお湯に1分ほど浸します。
栗の表面が乾く程度に陰干しをします。
穴の開いたビニール袋にいれてチルド室で保存します。
チルド室に入らない場合は一番冷える場所(通常は下側の奥)で保存します。
保存期間は1週間~長くても1か月です。
【冷凍庫での保存方法】
栗を洗い一晩水に浸けて置きます。
ザルなどでしっかり乾燥させ、キッチンペーパーで栗を包んで保存袋にいれます。
これを冷蔵庫のチルド室に入れて密封せずに2週間~1か月ほど保存し、そのあと冷凍庫に移し替え保存します。
保存期間は約半年です。
【常温での保存方法】
栗は常温保存より冷蔵保存が適しています。
ですが、どうしても冷蔵庫に入らないという場合は
バケツなどに水を入れ、そこによく洗った栗を入れて、冷暗所で保存します。
この場合毎日水を変えるようにしましょう!
保存期間は1週間程度です。
【ポイント!】
栗は0℃あたりの環境に4~6週間程度置くと甘みが3倍ほど増えるといわれています。
茹でてしまうと糖化は進まなくなるので、必ず生の状態でおこなうようにしてください。
簡単に剥けた栗を美味しく調理しましょう!
栗を使った料理はたくさんありますよね。
そのまま茹で栗で食べても美味しいですが、人気レシピは
渋皮煮,モンブラン,甘露煮,栗ごはん,栗きんとん,etc…
ここに書いた剥き方で意外と簡単に皮を剥くことができるので、旬の栗を色々な食べ方で美味しく頂きましょう^^