インスタントラーメンの発明と歴史
2018/06/18
インスタントラーメンは、便利で手軽なことから多くの人に好かれています。
誰もが一度は食べたことのあるインスタントラーメンですが、どのようにして今のインスタントラーメンが出来たのかご存知ですか?
最近では、タイプも様々で多くのメーカーから販売されているインスタントラーメンは、コンビニやスーパーでも手軽に買えることから毎日のように食べる人もいる程の人気です。
今回は意外と知らないインスタントラーメンの歴史や、オモシロ施設として知られているインスタントラーメン発明記念館などインスタントラーメンのあれこれをご紹介致します。
Sponsored Link
インスタントラーメンの発明と定義
インスタントラーメンと一言にいってもカップに入っているカップ麺や袋入りの袋麺とタイプが分かれていたり、麺の製法が違ったりと様々な物があります。
そのせいか、発明者や発明元に関しても様々な意見が出ていることはご存知ですか?
一般的には「【瞬間油熱乾燥法】または、【フリーズドライ】によって製造されている即席麺」を定義としています。
この定義により、日清食品の創業者でもある安藤百福(あんどうももふく)が発明した「チキンラーメン」が世界初のインスタントラーメンとされています。
しかし、一部では定義が一定していないため、古くからの乾燥方法により乾麺を発明し即席麺を開発していた村田製麺所や松田産業も存在しています。
村田製麺は1953年に発明、松田産業は1955年に発明しているので1958年の日清食品より前の発明になるので、異論もあります。
インスタントラーメンの歴史
1958年8月25日に一般的に世界初のインスタントラーメンと呼ばれる「チキンラーメン」が開発されました。
その後の1961年に明星食品が初のカップ入り即席麺の試験販売が、由比々浜の海の家で行われました。
しかし、容器の耐油性に問題があったためテスト販売のみで失敗に終わりました。
1962年に、明星食品によりスープが粉末化されました。
その後の1971年に日清食品により世界初のカップラーメンである「カップヌードル」が発売され、その後カップ麺が普及していきました。
1980年代には調味油をはじめとした液体の調味料も増えてきて、今のインスタントラーメンとさほど違いは無くなりました。
様々なタイプが増え、1963年には日清食品から焼きそばが作られました。
その後1966年にサンヨー食品により乾燥ネギが作られた事から、その後はインスタントラーメンにかやくを入れることが可能になりました。
1975年にはマルちゃん製麺からうどんが販売されるようになり、様々なバリエーションができました。
最近では、本格的なラーメン店とのコラボレーションなどもあり、味の種類も豊富になりました。
オモシロ施設、インスタントラーメン発明記念館
「発明・発見の大切さを伝える体験型食育ミュージアム」というフレーズで親しまれている、インスタントラーメン発明記念館です。
発祥の地でもある大阪府池田市にあり、インスタントラーメンの発明者でもある安藤百福の銅像もあります。
チキンラーメンファクトリーやマイカップヌードルファクトリーなどの体験型施設や、安藤百福とインスタントラーメン物語といった歴史についての展示もあります。
ミュージアムショップもあり、お土産なども売ってあるので記念にもなります。
入場料は無料で子どもから大人までが楽しめるオモシロ施設となっています。
まとめ
いつも何気なく食べているインスタントラーメンですが、今の商品になるまでには様々な歴史があります。様々な歴史や背景を知ることで、インスタントラーメンを食べる際に今までとはまた違った視点で味わえるのではないでしょうか?
観光などで近くに訪れる際はインスタントラーメン発明記念館に遊びに行ってみても良いですね。