京都祇園祭宵山2017の日程
2018/08/02
祇園祭宵山2017年の日程と見どころをチェック
2017年の京都祇園祭宵山の日程とみどころ、歩き方を解説します。
京都では7月に入ると、日本三大祭りの一つ、祇園祭が始まります。
平安朝そのものの曳山や装飾。
そこに居並ぶ人たちの荘厳さ。
日本の平安時代をそのまま切り取ったような祇園祭。
その中でも2017年京都祇園祭宵山に関して、日程、みどころについて解説します。
Sponsored Link
祇園祭りの日程
祇園祭自体は、7月1日から31日までの1ヶ月間のロングランです。
氏子たちの打ち合わせからはじまって、31日に厄払いの護符を受けるまで続きますが、ここでは祭の中でも特に盛り上がる宵山の日程をお話ししますね。
京都祇園祭2017宵山の日程
2017年の日程は7月14日から16日(金~日)の夕刻、7月21日から23日(金~日)の夕刻
に各山鉾町で山鉾を飾り祇園囃子を奏でます。
7月14日~16日が前祭(さきまつり)
7月21日~23日が後祭(あとまつり)
となっています。
家宝什器、屏風等を飾る家もあり、各町の伝統の鉾や祇園囃子の音と共に祭が盛り上がります。
宵山のみどころ
祇園祭り宵山の日程を紹介しましたがみどころをお話しする前に、祇園祭ならではの言葉をおさらいしてみましょう。
・鉾(ほこ) ・曳山(ひきやま)
祇園祭の時市内を巡行する山車で、大体が以下のような大きさになります。
「重 量」約12トン
「高 さ」地上から鉾頭まで約25米メートル 地上から屋根迄約8メートル
「車 輪」直径約1.9メートル前後
「屋 根」長さ約4.5メートル 巾約3.5メートル前後
「鉾 胴」長さ約3.5メートル 巾約3メートル
「石 持」長さ約6メートル余
「囃子舞台」8平方メートル~10平方メートル
「曳 手」鉾の巡行に当り綱を曳く役 40人~50人
「音頭取」曳子と車の操作の上に立つ指揮者2人(辻を曲る時のみ4人)
「屋根方」電線等の障害を調整する役4人
「囃子方」衹園囃子を演奏する
「車方」鉾の舵をとる役
・舁山(かきやま)
鉾・曳山より幾分小ぶりですが、その存在感は引けを取りません。
各山とも構造、重量に大差なく、その飾り金具、人形の大きさにより多少重量が異なる程度で、大体次の通りです。
「重量」約1.2トン~約1.6トン
「舁手」14人~24人
・祇園囃子(ぎおんばやし)
祭り囃子の一つで、山鉾の上などで笛・太鼓・鉦(かね)ではやされるものです。
宵山は、山鉾巡行の前夜祭のことで、前祭宵山と後祭宵山があります。
前祭の宵山は、7月14日から16日の夕刻、23の町の山鉾の提灯に明りがともり、鉾から祇園囃子が流れ、祇園祭は一気にムードが盛り上がります。
「南観音山あばれ観音」「役業者山護摩焚き」といった伝統行事や、巡行中に行われる両傘鉾の棒振り踊りも披露されます。
また、鉾や曳山に搭乗できるところもあります。
祇園祭とは
Sponsored Link
そもそも祇園祭りとはどういったお祭りなのでしょうか。
改めて聞かれると名前だけ知っていてよくわからないかもしれません。
祇園祭は日本三大祭の一つに挙げられており、千百年の伝統を有する京都・八坂神社の御祭りです。
古くは、祇園御霊会(ぎおんごりょうえ)とも呼ばれました。
祭の歴史は、平安時代までさかのぼります。
869年、京の都を始め日本各地に疫病が流行した時、平安京の庭園であった神泉苑に、当時の国の数である66の鉾を立てて祇園の神をまつり、神輿を送って災いがなくなることを祈願したところから始まりました。
平安時代中期頃から、田楽、猿楽も加わって盛んなにぎわいを見せてきました。
応仁の乱の時は、今日の都は戦によって灰燼に帰してしまいました。
また、火災や、度々の戦争によって、祭そのものが中絶したり、山鉾が焼失したりしましたが、その都度京都の町衆の心意気によって再興し、今日に至っています。
前祭宵山の交通規制
もちろん祇園祭の人込みも格が違います。
16日には、四条通の八坂神社から堀川間で歩行者天国になりますが、各鉾町でも交通規制が予定されています。
車だけでなく、歩行者も一方通行規制がしかれくらいの混雑になりますから、駐車場はないものと考えた方が無難です。
できるだけ公共交通機関の利用がおススメです。
後祭の宵山がおすすめ
実は、後祭の宵山は、前祭の宵山より人出が多少少なくなるようです。
四条通りの歩行者天国や露店の出店はありませんが、「エコ屋台村」という地元のレストランのテイクアウトメニューやスイーツ、地ビールが楽しめる店なども出店されます。
ただやっぱり四条通などの大通りはとても混雑しますけれどもね。
誰もが見たい祇園祭。
ここまで2017年の日程と宵山のみどころ情報をお伝えしてきましたが、祇園祭の雰囲気を楽しむために、下調べを十分にしてお出かけくださいね。