七五三の初穂料封筒の書き方を分かりやすく説明
2018/06/28
七五三の初穂料封筒(のし袋)の書き方はどうしたらいいのか?
子供たちの健やかな成長を祝う七五三、段々と近づいてきましたね。
七五三ではお参りで神社に祈祷をお願いする際に封筒にお包みする『初穂料』というキーワードでこちらへたどり着いたのではないかと思います。
ご存知かと思いますがもう1度初穂料について簡単に復習しておきますね。
初穂料とは、もともとは初めて収穫された稲穂の束の事で、その年に初めて収穫された稲穂や他の食べ物を神殿に奉納して豊作の祈願と感謝の意を示したことが起源とされ、今では初穂の代わりに奉じられる金銭の事を差す様になりました。
そう言えばまだお金の概念がなかった時代にその年に初めて収穫された稲穂や魚などを神の使いとされていた方がおられる神殿に奉納していたとされているのですが、それが初穂料と言われていたのですね。
七五三でその初穂料について、解らないことだらけだというお父さんお母さんも多いと思います。
特に一番上の子が初めての七五三なので、初穂料という言葉に馴染みのない方や、その封筒(のし袋)の書き方が解らないという方も多いと思います。
実は七五三の初穂料だけでなく、日本には古くから色々とお金を入れる封筒(のし袋)の書き方は色々と決まりがあるんです。
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これを知っておかないと、重大なマナー違反になってしまいますし、何より折角の七五三が台無しになってしまう可能性もあります。
そうなるとさすがに嫌ですよね。
折角のお子様の晴れ舞台となる七五三なんですから。
そこで封筒(のし袋)の書き方を中心に今回は七五三の初穂料についてこれまでに調べたことをシェアしていきたと思います。
初穂料封筒(のし袋)の書き方 書き方に決まりもある?
実は、封筒(のし袋)の書き方には決まりがあります。
このような決まりをを『しきたり』と呼んでいます。
結婚式のご祝儀等でお金を包むときにも書き方に決まりがありましたが、七五三の初穂料を収めるための封筒(のし袋)にも書き方の決まりがあったのですね。
ちなみに『のし袋』とは『熨斗袋』と書き、金銭を入れる封筒の事をこう呼びます。
それでは今度は、のし袋の書き方について調べてみました。
初穂料を入れる熨斗袋はコンビニやスーパーなどで市販されている一般的な御祝儀袋を使います。
出典:http://scramblenet.com/
1, そして袋の上部中央に『御初穂料』と記入します。
2, さらにその下に七五三のお参りをするお子様のお名前をフルネームで記入します。
3, 中袋に金銭を詰め、金額の記入欄に算用数字で金額を記入します。
そして、ここが実は意外と重要なのですが、熨斗袋の閉じ方にも決まりがあるんです!
これを聞いたとき私も驚きました。
書き方だけじゃなくて袋の閉じ方にも決まりがあります。
熨斗袋も奥が深いんですね。
ではその閉じ方なのですが、私が調べた処によりますと、熨斗袋の下側の折が上になる様に折り重ねて閉じるようにと言われています。
七五三だけに限らず、慶事と呼ばれる御目出度い行事の際には、熨斗袋は下側の折を上に折り重ねるようにと言われています。
慶事の際は上、下の順で折りたたみますが、逆に弔辞だと折りたたみ方も逆に下、上の順番になります。
これを間違えると大変なマナー違反とされていますので、絶対に間違えないようにしたいですね。
実は私も熨斗袋の折り方までは以前までは知らなかったので、自分が熨斗袋を用意する順番になったら、絶対に気を付けたいと思いました。
こういう些細な間違いで一気に信用を失ってしまう恐れもありますから、特に気を付けないといけませんね。
七五三で『初穂料』に包む金額
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まず『初穂料』の書き方がわかったところで、次は納めるお金の金額はどのくらいがいいのかと思った方も多いのではないでしょうか。
私が調べてみたところ、初穂料の相場は5000円~10000円前後と言われ、一般的に初穂料は5000円からという神社も多いと言われています。
あらかじめ金額を決めている神社もあるため、事前に聞いてみるのがいいでしょう。
また初穂料は、七五三のお参りの受付をしている社務所に受付の時に渡すのが一般的とされています。
こういったマナーは御年輩のかたは勿論ですが、最近ではインターネット等でこういった知識を簡単に入手できる時代なので、若い人たちもこういったしきたりを知る人は意外と多いのです。
そのため、しっかり調べておかないと、周りからマナー違反だと思われてしまう事にもなりかねません。
楽しい思い出を残すための七五三です。
正しい知識を身に着けて、思い出に残るものにしたいですよね。
そして一番大事なのが、『たかが初穂料の書き方くらいで』と軽く思ってはいけない事です。
確かに熨斗袋の書き方位で回りが目くじらを立ててしまう事を大げさと感じてしまうかもしれません。
でも昔からこういったしきたりは、それぞれ意味があって決められたことなんですよね。
そういったしきたりを守っている方も多いのですから、『自分一人がしきたりをまもらなくてもいいじゃないか』と考えるより、『みんなも守っているから自分もしきたりを守ろう』と考えるのが、この場合好ましいのではないでしょうか。
正しい知識を身に着けて、お子様と一緒に思い出に残る七五三にしてくださいね。
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