七五三の時期 男の子と女の子で違いは?
2018/09/25
七五三の時期
11月になり七五三の時期になり神社やお寺でお祝いにきている人をよく見かけます。
七五三に向けて小さな男の子や女の子が着物を着ている姿はとってもかわいいですよね。
いざ我が子の七五三の時期がくると、いつお参りに行けばいいのかふと疑問に思うかもしれません。
具体的な時期はいつなのか?
決まった日に行かなくてはいけないの?
この時期に仕事などで都合がつかなかったらどうしよう?
男の子は女子の七五三と違うのでしょうか。
七五三の時期にぎりぎりになって慌ててしまわないように、七五三の時期についてご紹介します。
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七五三の時期年齢
まず七五三とは、子供の成長の節目になる、3歳・5歳・7歳にこれまでの成長を祝い、今後の健康を願って、住んでいる地域の神社やお寺に参拝する、日本の伝統的な行事です。
参拝した後は、「長く伸びる」という縁起にあやかって、子供の成長と長寿の願いを込めて作られたといわれる千歳飴を、お福分けとして歳の数だけ袋に入れ、親戚やご近所に配る習慣があります。
天和元年11月15日(1681年12月24日)に館林城主である徳川徳松(江戸幕府第5代将軍である徳川綱吉の長男)の健康を願い、祈祷を捧げたのが始まりだといわれています。
当時は乳幼児の死亡率が高かったため、七五三のお祝いは今まで無事に成長したことへの感謝と、これからの将来と長寿を願う意味を持っていたようです。
七五三のお参りの時期は?
本来、七五三は11月15日に行われる行事です。
旧暦の15日はかつては二十八宿の鬼宿日(鬼が出歩かない日)の時期に当たり、何事をするにも吉であるとされていました。
また、旧暦の11月は収穫を終えてその実りを神に感謝する時期であり、その月の満月の日である15日に、氏神への収穫の感謝を兼ねて子供の成長を感謝し、加護を祈るようになったため、11月15日に行われるようになったといわれています。
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ですが、近年では必ずしも11月15日ではなく、両親の仕事の都合などもあり、日にちにこだわらず10月中旬~11月下旬の吉日の時期や、家族の都合のよい日にお参りをする慣習へと変化しています。
11月15日やその前の土日などはとくに神社が込み合う時期ですので、あえてここを避けて10月に早めたり、11月後半にお参りする家庭も珍しくありません。
子供の体調や、ご両親,親族のスケジュール、神社の混み具合などをみて上手にお参り日程を組みましょう。
男の子と女の子の違いは?
七五三をお祝いする歳は、男の子と女子とでは異なります。
男の子は3歳・5歳(地域によっては3歳はせず、5歳だけお祝いするところもあります。)
女の子は3歳・7歳
数え年3歳(満年齢2歳になる年)
「髪置きの儀」・・・男女ともに行います。
江戸時代は、3歳までは男女問わず髪を剃る習慣があり、それを終了し、髪を伸ばし始めます。
数え年5歳(満年齢4歳になる時期)
「袴儀」・・・男の子が行います。
人生で初めて袴を着用します。
江戸時代の武士の盛装であったことから、幼い少年にとって男として社会の一員になれるという意味合いを持っています。
数え年7歳(満年齢6歳になる時期)
「帯解きの儀」・・・女の子が行います。
それまでの紐付きの着物に代わって、本仕立ての着物と丸帯とういう大人の装いをします。
女性として社会の一員となるという意味合いを持っています。
3歳で言葉を理解するようになり、5歳で知恵づき、7歳で乳歯が生え変わるなど、発育してゆく上で病気にもなりやすく、様々な危険を伴う時期なので、健やかな成長を氏神様へお祈りをします。
七五三は数え年でも満年齢でもどちらでお祝いしても問題ありませんので、ほかの兄弟とタイミングを合わせて一緒にお祝いするのもいいですね。
地域によって七五三の決まりが異なる場合もあるので、事前に調べておきましょう。