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スチュワーデスとキャビンアテンダントの違いは? 客室乗務員の様々な呼び名とその歴史

      2017/04/16

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スチュワーデスとキャビンアテンダントの違い

 

突然ですがみなさん!

 

3月5日は何の日でしょうか?

 

正解率かなり低いと思われますが・・・

 

スチュワーデスの日なんです!(笑)

 

1931年のこの日、東京航空輸送社という日本の航空会社が前もって実施したスチュワーデス採用試験の合格発表を行ったんだそうです。

 

つまり日本初のキャビンアテンダント誕生の瞬間ですね!
このスチュワーデスの試験応募者140人に対して合格者はたったの3人!!

 

その狭き門をくぐり抜けた3名の女性たちがのちの華々しいキャビンアテンダントの方々の草分け的存在になったんですね!

 

そんな客室乗務員たちはいわゆるスチュワーデス、いやキャビンアテンダントでしょ・・・(笑)

 

とまぁ呼び方に違いが・・・

 

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冒頭であえてスチュワーデスとキャビンアテンダントと両方使ってみたのですが皆さんは違いを感じましたか?

 

客室乗務員の呼び方一つとってみてもスチュワーデスから始まり最近ではキャビンアテンダントと呼ばれるようになり時代の移り変わりや私たちの意識の変化で変わっていきますよね。

 

3月5日の記念日も近いということで身近だけれど今まで深く考えることのなかったスチュワーデスとキャビンアテンダントの違いと客室乗務員の方の呼び名をその歴史とともに時系列で振り返ってみましょう。

 

はじまりはキャビンアテンダントではなくボーイズ?

 

機内でのキャビンアテンダントの客室サービスのはじまりは1919年、現在のブリティッシュエアウェイズが初めて導入しました。

 

しかし現在の形態とは違い、スチュワーデスでもなくキャビンアテンダントでもなく、実態は名ばかりのキャビン・ボーイズ」という少年3人を乗せただけのものでした。

 

1930年、現在のユナイテッド航空がキャビンアテンダントをそれまで男性の役割だった乗務員として元看護師の女性を乗せました

 

これは、当時まだ”危険を伴う乗り物”として世間に見られていた航空機が女性でも気軽に乗れるほど安全な乗り物であるというアピールもあったとのことです。

 

この当時はアメリカでもキャビンアテンダントではなく「エアホステス」と呼ばれていたそうです。

 

空港

日本では3人のエアガールが誕生

 

その1年後の1931年、日本でもスチュワーデスを採用します

 

そう、これが先ほど冒頭でお話ししたスチュワーデスの日のきっかけになった出来事です。

 

当時、東京航空輸送という航空会社がスチュワーデスの採用をはじめました。

 

羽田に東京飛行場が完成したことに伴いスチュワーデスを採用し始めたんだそうです。

 

この会社は、のちに大日本航空という航空会社に吸収されますが現在は大日本航空も存在していません。

 

この時は東京⇔下田間の国内線で3名の女性がスチュワーデスに採用され「エアガール」という名称で呼ばれていたそうです。

 

それ以降は、アメリカや日本、ヨーロッパなどで男女ともにが増えていきました。

 

第二次世界大戦をきっかけに乗客は男性が中心となり客室乗務員は女性の職業となっていきます。

 

終戦後、アメリカなどの戦勝国では各航空会社も営業を再開し、旅行者も増え始めたためキャビンアテンダントは職業として定着しはじめます。

 



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日本は敗戦により連合軍(GHQ)の占領下にあったため自由に海外へ渡航することが許されていませんでした。

 

(占領解消後も、許可を得ることが難しかったそうです)

 

JALのスチュワーデスが登場!

 

そんな中、日本航空が初めてスチュワーデスを採用したのが1951年、15人の女性が選ばれました

 

当時はスチュワーデスの応募に家柄の良さなども採用の条件だったそうです。

 

そして1964年、ようやく海外渡航が自由化され日本人の旅行者も急増しました。

 

それでも当時、航空機で旅行に行けるのは経済的に余裕のある限られた人たちが中心だったためスチュワーデスの仕事は花形職業としてもてはやされました。

 

日本で「スチュワーデス物語」というドラマが大流行したのが1983年~1984年。

 

この頃は誰もが当然のように「スチュワーデス」と呼んでいたようです。

 

それからだんだんと「スチュワーデスさん」と呼ぶのが長くてめんどくさく・・・

 

なったのかは分かりませんが(笑)

 

いつしか「スッチー」というスチュワーデスの略称が一般化しました。

 

これがちょうどバブル全盛期の頃です。

 

この頃はまだキャビンアテンダントという呼び方は全く浸透していませんでした。

 

airport

 

この頃アメリカを中心に「ポリティカル・コレクトネス」という差別のない言葉を使おうという考えが1980年代以降広まっていきます

 

これは単に男女の違いによる差別だけでなく性同一性障害の方からの視点で、性の違い、年齢の違いによる差別、人種差別からの解放も含まれていて世界的に考慮するべき取り組みなんだそうです。

 

日本にも徐々にこの考えが浸透しはじめ「看護婦」ではなく「看護師」と言ったりするようになりましたよね。

 

そして日本航空では1996年に「スチュワーデス」という呼び方を廃止していて他社もこれに習っています。

 

さらに1999年の雇用機会均等法の施行により一般にもスチュワーデスではなく「キャビンアテンダント(CA)」という呼び名が広く浸透していったそうです。

 

ちなみに欧米では「フライトアテンダント」や「キャビンクルー」と呼ばれており日本のキャビン・アテンダントは和製英語になります。

 

スチュワーデスからキャビンアテンダントへと時代背景を色濃く反映しているのが客室乗務員さんだったんですね。

 

花形職業なだけに世間も注目しますし「スッチー」などと愛称をつけるのかもしれません。

 

個人的な感想になりますが日本のキャビンアテンダントの方々を見ているとどんなに呼ばれ方が変化しようとも彼女たちの素晴らしいサービスには変わりないしプライドを持っていきいきとお仕事していらっしゃるなと感じます。

 

私たちはキャビンアテンダントさんのそこに注目すべきではないかと思うのです。

 

皆さんも経験がおありではないでしょうか?

 

飛行機に乗って旅行へ行く前のワクワク感…

 

名称が変化してもキャビンアテンダントの方達がいつも私たちの空の旅をいつもと違う非日常空間にしてくれ、思い出に寄り添ってくれる存在であること、それだけは今日まで変わらないように思います。

 

そんな空間を提供してくれる立役者がキャビンアテンダントの皆さんだと私はいつも感じています。

 

そしてこれからもずっと、変わらずにいてほしいものですね!

 

今回はスチュワーデスやキャビンアテンダントの違いや歴史についてお話してきましたが是非次回飛行機に乗る際はキャビンアテンダントに着目することで一味違った空の旅になるのではないでしょうか。

 

それでは良い空の旅を!

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