空港と飛行場の違いをわかりやすく説明!
2018/06/28
空港と飛行場の呼び名の違いとは?
みなさん!空港と飛行場ってどう違うのか、考えたことありませんか?
ほとんどの方がないでしょうね(笑)
私は個人的に飛行機や空港が好きなので気にはなっていましたが、今日まで知らずに来たので今日この違いをはっきりさせるべく、ご紹介したいと思います。
今まではなんとなく、飛行場というと空港よりも小さい所と認識していましたが、実際はどうなのでしょうか?
この機会に空港と飛行場の違いについても簡単に勉強しちゃいましょう♪
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空港にも種類がある
国土交通省によると、日本国内にある空港は管理者や規模によって下記のように5つに分類されています。
(1)「会社管理空港」→成田国際空港などの民間企業が管理
(2)「国管理空港」→国交省が管理
(3)「地方管理空港」→地方自治体が管理
(4)「その他の空港」→国交省や地方自治体が管理しているが規模が小さい
(5)「共用空港」→防衛省が管理しており自衛隊と共用している
としています。
ここでは空港と表記されていますが、このうちの(4)と(5)に分類される空港は飛行場として登録されているそうです。
これらは航空法に基づいて分類されていますが、航空法によると「『空港』とは公共の用に供する飛行場をいう」とされています。
公共ということで、旅客機はもちろん、貨物機の発着も行う所が空港ということになるんだそうです。
もともとはみんな「飛行場」だった
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そもそも戦前まで、空港という名称は存在せず、すべて飛行場と呼ばれていました。
たとえば現在の羽田空港は1931年に開港しましたが「羽田飛行場」と呼ばれていました。
「羽田空港」は一般的な通称で、正式には東京国際空港といいます。
海外の方にも「ハネダ」で通用するようです。
戦後、管轄をはっきりさせるなどの便宜上、空港という名称が用いられますが、規模の小さなところはその必要性も薄く、「飛行場」という名称をそのまま引き継いだそうです。
そのため、飛行場の方が幅広い意味で使われ、空港もその中に含まれるということになります。
迷った時は飛行場と言ってしまえばすべて含まれることになりますね!
空港の歴史を振り返る
ここで空港の歴史についてご紹介していきたいと思います。
世界初の飛行場はフランスのランスという所に1909年9月にできたそうです。
かれこれ100年以上も前に存在していたのが驚きです、空に飛ぶ乗り物の滑走路ですからね。
ドイツのヨハニスタール飛行場という所は、数週間ランスの完成に先を越され、世界初とはならなかったそうです。
それくらい、当時世界では飛行機の開発に力を注いでいました。
ちなみにランス飛行場は2011年に閉鎖、ヨハニスタールはその後フランス空軍の滑走路として使用されていましたが、現在は航空力学公園となっているそうです。
飛行場を長く運営するのって難しいんですね。
日本初 所沢飛行場
では日本初の”初”はどこなのかというと、フランスに遅れること2年、1911年(明治45年)4月に埼玉県所沢市にできた「所沢飛行場」が日本初といわれています。
戦時中には軍事用の戦闘機も配備されていて、1945年の東京大空襲の際には迎撃するはずでしたがこの日は強風だったことと、延焼が激しく出番はなかったそうです。
敗戦後は米軍の管轄下となりますが、1971年~1982年にかけて3度に渡り6割が返還されました。
残りの土地は現在も米軍基地として使用されていますが、返還された部分は日本の航空発祥の地として、所沢航空記念公園という県営の公園に生まれ変わっています。
航空記念館などもあり、多くの人たちに親しまれているそうです。
私も行ったことがあるのですが広々としてとても気持ちの良い公園で、記念館にはパイロットに憧れる子どもたちも多く来館していました。
数々の歴史を見守ってきた飛行場でしたが、今は子どもたちも訪れる平和な空間に生まれ変わったのですね。
なんだか感慨深いです。
ということで空港と飛行場の違いについてでした。
個人的に空港との違いがはっきりしてスッキリしました!
空港に行くといつもワクワクした気分になれるのでやっぱり大好きです。
軍事用として開発が進んだ歴史もあると思いますが、今後は国と国をつなぐ存在として、夢がたくさんつまった場所であってほしいものです。
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