終戦記念日である8月15日に黙祷を行う時間とは
2019/01/09
終戦記念日の黙祷時間
8月15日が何の日か、皆さんはもうご存知ですよね?
そうです。日本が降伏し、太平洋戦争が終結した日であり、終戦記念日と言われている日です。
戦争の悲惨な爪痕は、今もなおこの日本に強く残っており、私達はこの悲劇の歴史を決して忘れてはならないと実感させられます。
そしてこの終戦記念日に、私達は亡くなった人々の為に黙祷を捧げることになります。
そこで今回気になったのが終戦記念日に黙祷をささげる時間と黙祷の行うことの意味について説明したいと思います。
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何故8月15日が終戦記念日になったのか
少しだけ歴史の話になりますが、これは終戦の前日に公費された『終戦の詔書』を昭和天皇が朗読したものがラジオで放送されポツダム宣言の受託と、日本軍の降伏が国民、陸海軍に伝えられたことが始まりでした。
それが1945年8月15日だったのです。
この日を迎えるまでの間に広島、長崎への原爆投下、沖縄戦での悲劇など、あまりに色々な事があり、それを踏まえたうえでの大きな決断だったと思います。
そして日本が降伏し、事実上戦争が終結した8月15日が正式に終戦記念日となったのは1982年。
『戦没者を追悼し、平和を祈る日』と閣議決定されて終戦記念日となりました。
70年以上たった今でもこの戦争によって亡くなった人々への祈りと平和への想いを込めて黙祷をするようになったと言われています。
黙祷はどの時間にすればいいか
皆さんが今一番気になっているのが『黙祷をする時間に決まりはあるの?』という事だと思います。
まずは日にち、これは勿論8月15日になります。
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これは恐らく皆さんご存知かと思いますが本題はここからです。
黙祷を捧げる時間ですが、これは正午となります。なぜ正午の時間に黙祷を捧げるのか、と疑問に思う方も多いと思われます。
これは先述にもありますが、昭和天皇がラジオで戦争の終結を発表したのが8月15日の正午だからです。
黙祷に正しいやり方
黙祷という言葉の通り、『黙』(だまる)『祷』(いのる)という事で、『黙って祈りをささげる』というのが黙祷の正しいやり方と言われています。
実は少し意外だったのですが、この時目を閉じたり、手を合わせたりする必要は無いという事です。
もちろん昔からの癖で黙祷の時に目を閉じる、等という人もいらっしゃると思いますが、それはそれでいいと思います。
黙祷とは黙って祈りを捧げるものなのでそれさえ守っていれば、目を閉じても手を合わせても大丈夫だと私は考えています。
尚、黙祷の時間に関して明確な決まりはありません。
が、広島、長崎の平和式典では黙祷は1分間行われています。
これは終戦記念日の黙祷も同様です。
夏の全国高校野球選手権でも終戦記念日の正午には黙祷を1分間捧げていますよね。
1分間という時間の中で、私達は戦争の悲劇、失われた多くの命、そういった歴史の中で培われてきた平和への祈りについて、決して忘れていくことが無いよう黙祷の時間を以て考えていかなければならないのだと思います。
いかがでしたでしょうか?
8月は夏休みという事で色々と楽しい行事も沢山あります。
でもそんな時間を私達が過ごせるようになったその背景、即ち歴史を、私達は決して忘れてはいけないのだと思います。
終戦からもう71年経ちます。
月日が流れるのは確かに早いですが、この終戦記念日に、黙祷を捧げる時間を持つことで、私達は過去の歴史から学んだこと、そしてあのような悲劇を2度と引き起こさない事を誓いながら、今日を生きていきたいですね。
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