あじさいの育て方で色の変化が!その理由とは!?
2018/06/18
あじさいの育て方 色の変化について
あじさいは梅雨の時期になるとよく見かける花です。
あんなに大きく存在感があるのに何処か物寂しく見えるのは何故でしょう。
雨の時期シトシトと降る情景にあじさいが溶け込む姿を見ているからでしょうか。
それとも花言葉にあるように「移り気・冷淡・無情」こういった言葉で冷たいイメージと重なって寂しくも見えるのでしょうか。
それでも雨に打たれて咲くあじさいはいつの時代も変わらず私たち日本人に四季を知らせてくれるものでもあります。
おそらくあじさいの育て方で検索されてこちらに訪問いただいたのかもしれません。
育て方の中でも色の変化や剪定など育てている中で湧き上がる疑問に答えていきたいと思います。
Sponsored Link
あじさいの色が変わるのは理由
あじさいは日本には約10数種類あると言われています。
2種類で構成されていて、両性花(完全化)と装飾花(不完全化)に分かれます。
紫陽花をみて多くの人が「あじさい」と認識しているのは装飾花だと思われます。
あじさいの花色が変わるのは土の酸性が原因となり色が変化します。
・アルカリ性=赤っぽく
・酸性=青っぽく
種によっては変化に強弱があり、例えばヤマアジサイではこの酸性によっての影響は弱いとされています。
全ての紫陽花に当てはまる性質とは言えないようです。
それと花色は開花の時は薄い黄緑色を帯びているのが、日が経つにつれ赤や青に色づいていく。
そして有機酸が蓄積されてゆくと青色のものが赤味を帯びるようになり、これは老化によるものであって土壌とは関係なく起こるようです。
老化して色が変わるなんて驚きですね。
あじさいの育て方
Sponsored Link
あじさいの育て方でまず知っておく必要があるのは日当たりの良い場所から半日陰の場所でよく育ちます。
西日の当たる場所では乾燥して葉が焼けたり、日照不足になると色が付かずに白っぽくなったりします。
耐寒性もあり水も好みますが空気が乾燥する場所では良く育ちません。
育て方としては、庭植えでは植え替えの必要はありませんが、鉢植えの場合は根づまりを引き起こすので1年に1回、寿命が終わった7月下旬に植えかえると良いでしょう。
あじさいの開花時期=5月・6月・7月
植え付け/植え替え時期=5月・6月・7月・8月・9月
肥料をやる時期=1月・7月・8月・9月・12月
あじさいの剪定
アジサイの剪定は必ず必要なものではありません。
ただし、剪定をしないでいると年々大きくなり場所を取るのと咲く位置が高くなったりします。
株の大きさを一定に維持したい・見栄えを良くしたいのであれば剪定をする必要があります。
剪定をするならば7月末まで、遅くとも8月上旬までには済ませましょう。
※咲いている時期の方が枯れてから剪定するよりも花芽が確認できるのでやりやすい
※花芽が出ているのでそれを切らないように気を付けましょう。
アジサイは同じ枝に毎年花を咲かせる訳ではありません。
翌年に花芽を付け、そして咲くのは翌々年になります。
アジサイは綺麗な花を咲かせるのに長い準備が必要なんですね。
あじさいは不人気?
色が変わるという種類でもあり、花言葉にもあるように移り気のイメージがあります。
そのせいか実際に贈り物としてはあまり喜ばれないのも事実。
自分用に自宅で飾る分には華やかでそして可愛い花でもあります。
・夏もなほ 心はつきぬ あぢさゐの
よひらの露に 月もすみけり
アジサイの花を見て秋こそ趣深い季節だと言う歌があるけれど
夏にだってあまりにも情感豊かで精魂尽きはててしまいましたよ アジサイの四ひらの花の上の露に月の明かりが宿っているのをみておりましたら
このようにロマンチックに歌われたものもあります。
いつの時代もこの「紫陽花(あじさい)」というのはどこか風情のある花なのかもしれませんね。
あじさい寺
日本全国各地に紫陽花を境内に多く植えたあじさい寺と呼ばれる観光名所があります。
大阪府民の森ぬかた園地、神戸市立森林植物園、舞鶴自然文化園には約5万株の紫陽花が植えられています。
大阪府民の森ぬかた園地
その他にも有名なところでは箱根登山鉄道があります。
箱根登山鉄道に走る”あじさい列車”
ここでは開花の時期に合わせて夜間ライトアップされた紫陽花を楽しめる特別列車も運行されています。
今年はこの「あじさい電車」に乗って風情を楽しまれてみてもいいかもしれません。
以上あじさいの色や育て方について私なりにまとめてみました。
皆さんの育て方の一助になれば幸いです。