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有給が取れない?世界から見た日本の取得率は?

      2018/08/02

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会社員の方には朗報となるのでしょうか。

 

日本政府は2016年4月から企業に対し、従業員に年間で5日の有休を取らせることを義務づけると発表しました。

 

 

毎年ゴールデンウィークや年末年始になると「今年は最大で10連休の方も」なんてニュースを必ずと言っていいほど見かけますが、そんな人本当にいるのでしょうか?(笑)

 

 

この機会に日本の有給制度が世界的に見てどんな状況なのか、調べてみました。

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発表!世界の有給取得率

 

まずは世界各国の有給日数と取得率を見てみましょう。

 

1位 ブラジル  30/30 100%

1位 フランス  30/30  100%

3位 スペイン  26/36  87%

4位 オランダ  21/25  84%

5位 メキシコ    10/12  83%

6位 シンガポール  14/15

7位 インド      18/24  75%

8位 アメリカ   10/14  71%

9位 韓国        7/10  70%

10位 日本         7/18  39%

 

陽気な国民性のイメージでしょうか?ブラジルが1位というのはわかる気がしますね。

 

日本の順位は身をもって体感されていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

 

この調査、日本は毎年最下位の常連なのだそうです。

 

上位の国々からは「休んで良いって言われてるのに何で働くの?」という声が聞こえてきそうです(笑)

 

有給
 

日本は有給消化数ゼロの国ワースト1!

 

さらに驚くべきことに、日本は年間1日も有給を取らない人が17%もいるといいます。

 

これは案の定世界ワースト1です。

 

役職によってはどうしても代わりがきかず、自分が出るしかないという立場の方も多いようです。

 

日本では有給の取りやすい環境の企業と、なかなか取りづらい企業とでも分かれるのかもしれませんね。

 

仕事への満足度も低い日本

 

「あなたは仕事に満足していますか?」という問いに「はい」と答えた日本人は17%と低く、こちらも26ヶ国中ワースト1に。

 

72%が「はい」と答えた1位のメキシコとは大きく差がついてしまっているようです。

 

こういった有給の取得率や満足度調査ではだいたい日本と韓国が最下位争いをするのだとか。

 

韓国での状況を調べたところ、未消化の有給を会社が買い取ってくれる制度があり、法律でも認められているのだそうです。

 

日本でも時々耳にしますが、もっと広まればいいのになと思います。

 

取得率はさらに下がりそうですが、未取得のまま毎年休みが消えていくなんて悔しいですよね。

 

取得率
 

日本で取得率No.1企業は?

 

では世界で最も有給取得率の低い日本の中でも、一番有給を取得している企業はどこなのでしょうか?

 

トップ5は自動車業界が独占しており、中でもホンダは4年連続の1位に輝いています。

 

年間の有給日数は19日ですが、前年の未消化分も合わせると101%にのぼるそうです。

 

なんとも羨ましい数字ですね!

 

2位のダイハツ工業も96%と高い水準ですし、トヨタは5位で95%だそうです。

 

自動車業界以外では、6位関西電力、7位ダイキン、8位NTTという結果でした。

 

これらの企業が高い取得率を誇る背景には、組合の強さがあるのだとか。

 

部下がきちんと休まないと、管理者にクレームが入ることもあるそうです。

 

大手がしっかり休めるのは、下請けである中小企業が休み返上で支えてくれている結果だという指摘もあります。

 

実は・・・祝日が世界で最も多い日本

 

日本人は働きづめでかわいそうと思われるかもしれませんが、ここでこれまでのデータを覆す衝撃の事実を発表いたします!

 

日本は祝祭日の数が世界でダントツに多いのです(笑)

 

現在の日本の祝祭日は年間17日で、世界最多と言われています。

 

逆に少ないのはインドの6日だそうです。

 

有給取得率1位のフランスでさえも9日、アメリカも10日なので、日本は国が定めた祝祭日がいかに多い国かが分かります。

 

 

そこでバランスが取れているのかは分かりませんが、休めと言われると従うけれど、休んでいいよと言われると無理をするのが日本だと思いました。

 

 

しかし土日祝日はむしろ忙しくなるサービス業や不動産業などの方は祝日は関係ないですし、そういう業界は有給取得率も低いという結果も出ています。

 

 

客前に出るお仕事の方はシフトなどの関係上、休むと同僚に迷惑がかかるなどの配慮から、有給も取りづらいようですね。

 

 

むやみに祝日を増やしたり営業時間を延ばすのでなく、中小企業や接客の最前線で夜遅くまで頑張っている人たちの声を、もっと吸い上げてくれたらと感じます。

 

 

今回は世界と日本の有給についてでしたが、個人的には日数よりも精神的な休息がしっかり取れているか、それが満足度にもつながるのではないかと感じました。

 

 

よい仕事ができてこそ、自分の時間が充実する。

 

そしてまた質の良い休息が仕事の活力となる・・・

 

有給取得の義務化に向けて、日本人が休むことについて本気で考える時が来たのかもしれません。

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