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ANA特典航空券が予約できない!10倍取りやすくするコツとは!?

      2018/11/03

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ANA国際線特典航空券 裏技なんかに依存せず正攻法でチケットを獲得するコツ

 

こんにちは! 特典航空券オタクのリッツです。

あなたがこのページを読んでいるということは何かしら、ANAマイルでチケットが予約できないからなんとかしたいという思いがあるかと思います。

なので私の体験を元にANAマイルで特典航空券を抑えるコツをお伝えしていこうと思います。

少し長くなりますが、この記事を読んできっちり実践すれば必ずANA特典航空券は取れるようになるのでしっかりついて来てくださいね。

 


 

先日ANA国際線の特典航空券を発券する機会がありました。

といっても今回は私自身の特典航空券というわけではなく、妹がヨーロッパに行きたいということでそれを手伝うことになりました。

私と違い、妹はANAマイルを貯めているものの、ANAマイルで発券するのは初体験。つまり”発券初心者”です。

案の定、妹と話していると「全然空席がない!」と私に嘆いてきました。

 

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妹の状況と希望はこんな感じ
  • ポルトガルはリスボンへ行きたい
  • 9月の秋分の日3連休を挟んだ日程がいい
  • 全てビジネスクラスで飛びたい
  • エアチャイナ(中国国際航空)は使いたくない
  • 検索時点で既に出発日2ヶ月を切っている
 

はいどうでしょうか? かなり贅沢な要望です。心の中で「特典航空券なんだからもっと早く予約しろー!」とつぶやきましたが、優しい兄貴は妹の希望を叶えるべく協力することにしました。

なぜ今回この話題を取り上げようと思ったのか?ですが、初心者のままでは取れるべき航空券も予約できないまま終ってしまう可能性があること。

そして、出発地によっての差があると感じたことも理由の1つです。

 

私は大阪ベースなのに対して妹は東京ベース、この出発地自体で予約できる、できないに大きく影響を及ぼすからです。(この点については後ほど詳しく説明します。)

とにかく今回は初心者の方にもANA国際線の特典航空券が取れるように、また使いこなせるようにという気持ちで紹介していきたい思います。

 

ANA特典航空券を獲得するのに重要な5つの要素

 

まず答えをいってしまいますが今回特典航空券ではこのようなルートで最終的に旅程を組みました。

 

往路:NGO(名古屋)ー FRA(フランクフルト) ー LIS(リスボン)

復路:LIS(リスボン)ー IST(イスタンブール)ーBKK(バンコク)ー NRT(成田)

 

9月22、23,24の秋分の日の3連休を挟んで無事発券することができました。

 


 

簡単に利用した航空会社を説明すると名古屋からルフトハンザを利用し、フランクフルトで乗り換えます。

そして同じくルフトハンザでリスボンへ向かいます。

ANAマイル経験者にとってはなんともないかもしれませんが、初心者からするとどのようにして目的地までのルートを組み立てていいのかお手上げかもしれません。

私の妹も同様に困っていました。

まずは次の6つを知ることが重要です。

 
  1. 裏技に頼らずリスクを追わずに確実に予約する
  2. 出発地の違い 東京は地方空港より激戦
  3. ANAの提携航空会社であるスターアライアンスを知る
  4. 日本に就航しているスターアライアンス加盟の航空会社を知る
  5. ANA国際線特典航空券の乗り継ぎルールを理解する
  6. 各スターアライアンスの拠点空港を把握する
 

この6つの点を詳しく解説していきます。

 

裏技なんかに踊らされずにANA国際線特典航空券をゲットせよ

 

具体的な予約方法をご紹介する前に1つ気をつけて欲しいことがあります。

Googleで”ANA 国際線特典航空券 裏技”で検索するとこぞって”355日前に予約しよう”というものが出てきます。

趣旨としてはANAの国際線の特典航空券は355日前から発券が可能なので355日前になった瞬間に1年後のフライトを抑えようというものです。

 

でもこれってどうなんでしょうか? この発券方法にはリスクを伴うことを覚えておく必要があります。

まず355日前というのは往路の出発予定日から355日前を指します。

仮に1週間の旅程で行きたくても、これでは復路のフライトは355日前よりも更に前になる(372日前)ので予約ができないということになります。

そこで巷で云われているこの裏技スキームで、復路を当日の便でとんぼ返りするというチケットを1度発券します。

 


 

例えばですがロンドンのヒースロー空港に16時に到着してとんぼ返り19時に出発して羽田へ帰ってくるというものです。

 
  • 羽田ーロンドン(16時到着) ロンドン(19時発)ー羽田
これの1つ目のリスクは本当に1週間後の復路で希望の便が確保できるかという危険性です。

ただでさえANAのヨーロッパ行きは人気で、ビジネスクラスとなると尚更激戦区です。これがハワイとなれば更に難易度が上がります。

 

仮に復路が確保できたとしましょう。 どれだけの人が1年後の予定を確定できるのでしょうか?

結局1年後にキャンセルしないといけないという事態もありえます。(キャンセル料は一人3000マイル)

キャンセルだけで済めばいいのですが、予約時にマイルの有効期限が残り少なかった場合、全マイル無駄にしてしまうリスクもあり得ます。

1年後に残り半年の有効期限になってしまっても、残りの半年以内に予約を取れない、もしくは会社を休めないなどマイルを失効してしまうリスクも伴うということです。

こんなリスクを背負った裏技的な発券方法を覚えるよりも数カ月先に確実に予約できない→予約できる状態にするために、知識を身に着けたほうが賢明だと思います。

 

では実際にどうするのか?

 

出発空港で違う特典航空券の開放枠の差

 

今回まず注目していただきたいのは、どこの出発空港を使用しているかという点です。

私の妹は東京に住んでいるにも関わらず、羽田や成田を利用していません。名古屋のセントレア空港から出発します。

目的地はポルトガルのリスボンですが日本からの直行便はありません。なのでヨーロッパ経由地までの空席を探します。

通常私自身は大阪ベースなので関空で探しますが、今回いざ東京発の空席を探してみると、大阪発で探しているときと比べると圧倒的に空きが少なかったのです。

 

これは私も想定外でした。

なぜならANAの特典航空券を利用できる提携航空会社は航空会社は成田や羽田が圧倒的に多いので有利だと思ったからです。

しかし蓋を空けてみると関空や福岡などに比べて空席枠の競争が激しく取り合いになっていることが想像できました。

 

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またもう1つの理由に、各々の航空会社が東京の便に空席枠制限をかけているということも考えられます。

というのも東京行きの便は特典航空券枠にする前に有償のチケットでも普通にたくさん売れてしまうので特典航空券用の枠が少ないということが考えらます。

 

なので東京在住の方は成田や羽田出発に固執せずに名古屋や関空といった地方空港から出発すると空席がある可能性が高くなると頭に入れておくといいかと思います。

今回の場合ですと、名古屋からルフトハンザのフランクフルト行きビジネスクラスが連休前にも関わらず空席を確保することができました。

日付を1日ずらすと関空発のルフトハンザにも空席がありました。やはり東京発はなかなか厳しいようです。

 

ANAの特典航空券で使えるスターアライアンスを知る必要性

 

初心者の方がまず犯してしまいがちなのが、ANAに固執して調べようとし、挫折することです。

もちろんANAのビジネスクラスでヨーロッパに行ければいいのですが2ヶ月ほど前に連休を挟んで空席を見つけるのは不可能です。

これはまず諦めてください。

 

ANAはスターアライアンスという世界航空連合のようなものに加盟しています。

ANAの特典航空券では、このスターアライアンスに加盟している航空会社が利用できること、そしてどの航空会社が加盟しているかを知ることが大切です。

これらの航空会社が利用出来ることで選択の幅が大きく広がります。

現在スターアライアンスには世界で27の航空会社が加盟していますが主な航空会社に次のようなところがあります。

 
  • エア・カナダ
  • ニュージーランド航空
  • 中国国際航空
  • アシアナ航空
  • オーストリア航空
  • エジプト航空
  • ルフトハンザドイツ航空
  • スカンジナビア航空
  • シンガポール航空
  • 南アフリカ航空
  • スイス航空
  • タイ国際航空
  • ターキッシュエアラインズ
  • ユナイテッド航空
  • エバー航空
  • エアインディア
  • アドリア航空
  • エーゲアン航空
  • アビアンカ航空
  • ブリュッセル航空
  • ポルトガル航空
 

 

全ての航空会社を記載しているわけではないですがこのようにたくさんの航空会社がスターアライアンスに加盟しています。

 

日本から就航しているANA提携航空会社とその地区の主要な航空会社を知る重要性

 

先程の一覧で聞き覚えのある航空会社もたくさんあったかと思います。

ただ特典航空券を予約できないからといって、これらの航空会社を全て把握する必要があるというわけではありません。

私自身もよく理解していない航空会社もあります。

 

まず考えられる選択肢として、ヨーロッパの拠点空港に向かうということです。

スターアライアンスでヨーロッパに就航している航空会社の1例に

 
  • オーストリア航空
  • スイス航空
  • ポーランド航空
  • ルフトハンザ
 

 

他にもありますがこのような航空会社が日本より飛んでいます。

この中で重要なのはルフトハンザ以外の航空会社が東京からしか飛んでいないのに対して、ルフトハンザはフランクフルトへ関空と名古屋からも就航しています。

 

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そしてヨーロッパで唯一、ANAと提携航空会社両方が直行便で就航している国がドイツなのです。

ANAと合わせてフランクフルトとミュンヘンに数多く飛ばしています。

こういった理由でまずはルフトハンザで探してみると空席の可能性が高いだろうという考えに行き着くかと思います。

 

それでも見つからなければルフトハンザ以外の航空会社のハブ空港で検索という順序で空席を当たっていきます。

今回の場合は羽田でも成田でも空席がありませんでしたが既述の通り名古屋発には空席がありました。

これでヨーロッパまでの便が確保できましたので次は、そこからリスボン行きを探します。

 

これは簡単でポルトガルの航空会社LOTポルトガル航空とルフトハンザどちらも首都リスボンとフランクフルト就航しているのですぐに見つかりました。

ただポルトガル航空は諸税がかなり高かったのでルフトハンザを選択します。

このように日頃から検索しているとどこの航空会社の諸税が安い、高いなどの知識も蓄積されていく利点があります。

 

ANA国際線特典航空券の乗り継ぎルールを理解する

 

これで無事に往路の空席を探し当てることができましたが問題は帰りの便でした。

先程あげた、ルフトハンザを始め、ウィーンを拠点とするオーストリア航空やチューリッヒを拠点とするスイス航空など他のヨーロッパを拠点とする航空会社を調べましたが空席が見つかりません。

ここで覚えておきたいのが、ANA特典航空券を提携航空会社で利用する場合往路、復路共に2回までの乗り換えが認められていることです。

つまり必ずしもリスボンからヨーロッパで乗り換えて日本に帰国しなければならないというわけではありません。

 

ヨーロッパから他の地域(東南アジア等)を経由して日本へ帰国するということが可能だということです。

具体的な例を出すと

LIS-FRA-HND



LIS-FRA-PEK-NRT

*LIS-リスボン FRA-フランクフルト PEK-北京

 

このように乗り継ぎが2回可能だということを知っていると、フランクフルトから東京へ直接帰る便がなくても北京を経由して日本へ帰国するということが可能になります。

 

スターアライアンス各航空会社の拠点空港を把握する

 

乗り継ぎが2回まで可能ということがわかりました。

しかしこれだけの知識では十分ではありません。初心者の方はヨーロッパ以外ではどこの都市を経由していいの?という疑問が出てくるかもしれません。

 

その時はこのようなステップを踏むといいかと思います。

 
  1. 北アジアの拠点空港
  2. 東南アジアの拠点空港
  3. インドの拠点空港
 

 

そこでヨーロッパ発日本への直行便がないときは、まず北アジアへ行くフライトに空席がないかを調べます。

具体的には中国の北京や上海での空席、そして韓国のソウルです。

この両者は、中国はエアチャイナ(中国国際航空)と韓国はアシアナ航空の拠点空港になっており、北アジアの中でもヨーロッパ行きの特典枠が多い傾向にあります。

 

そして東アジア経由でも空席が見つからないときは東南アジア経由を考えます。(東南アジア経由はアジア経由に比べプラス6時間以上余計に時間がかかります)

実際私も今回東アジア経由の便が見つからず(エアチャイナはあり)東南アジアから探すことになりました。

そこで東南アジアでスターアライアンスに加盟している有名どころではタイ航空とシンガポール航空になります。

ただこのうちシンガポール航空のヨーロッパ行きのビジネスクラスは、基本的にANAの特典航空券では予約できないルールになっています。

(シンガポール航空によって特典枠を制限されています)

 

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なので今回はヨーロッパからバンコク行きで空席がある区間を探したところイスタンブール発バンコク行きに空席がありました。

トルコは他のヨーロッパと離れておりヨーロッパと見なすかは意見がわかれるところですが、ANAの特典航空券ではヨーロッパという位置づけになっています。

そしてイスタンブールもスターアライアンスに加盟するトルコ航空の本拠地になります。

 

ということはタイ航空とトルコ航空両方共、イスタンブールとバンコク間のフライトをカバーしており、空席をゲットできる可能性が高いと言えます。

今回私もタイ航空でこの区間狙ってみましたが、最終的にはトルコ航空に空きがありました。

トルコ航空もアジア各地に飛ばしているのでおすすめです。

 


 

そして東京まではタイ航空の成田行きに空席があり無事全日程の空席を見つけることができました。これで全日程を確保し特典航空券を予約することができました。

 

仮にバンコク乗り継ぎにも空きがなかった場合どうでしょうか?

ここまで来ればわかると思いますが、他の地域をまた探せばいいのです。

具体的にはヨーロッパからインドのムンバイやデリーにエアインディアやヨーロッパの航空会社が多く飛んでいるので空席の可能性があります。

インドから日本もANAとエアインディアの空席が比較的多いので穴場と言えるかもしれません。

 

色々な乗り継ぎ地を紹介しましたが時間を考えると東アジアの中国や韓国経由が最短で日本へ戻ってこれます。(乗り継ぎ待ち時間による)

 

ANA特典航空券の検索方法

 

初心者の方でも特典航空券が取れるノウハウをお伝えしましたが、実際にANAのページでフライトを検索していると中々希望する便が出てこないことがあると思います。

 


 

お馴染みの画面ではないでしょうか? よく使ってるよ!って方は注意が必要です。

この画面はご存知の通りANAの特典航空券を検索する画面ですが、この画面で検索した場合ANAのフライトが優先的に表示されます。

そして何が悪いかと言うと、限られた提携航空会社の空席しか表示されないということです。

要するに1部のごく限られた空席しか表示されないのです。

 

検索のコツは複数都市で片道ずつ

 

ではどうすればいいのか?

 


 

その答えですが、複数都市・クラス混在検索を利用するのがコツです。

こちらにより多くの空席候補が現れます。

具体的な使い方ですが、まずは往路だけ希望の日程と目的地を入力します。

そして復路は1年先などの確実に空席がある日程を入れます。

つまり、ANAの国際線の特典航空券は往復では検索できないので片道ずつ検索するため、復路にダミーの日程を入れているのです。

 

片道ずつ1区間ずつを前章の経由ルートの考え方で説明した通り空席を探していきます。

特典航空券を経由ルートで予約する行程は、1区間ずつ空席パズルを繋げていくような感覚です。

 

他社の特典航空券検索ページを利用する

 

もしもANAの往復で毎回検索していくのが面倒だというときはユナイテッド航空などの他社の検索画面で探すのもおすすめです。

ユナイテッド航空の検索画面では片道ずつ検索できます。

ただ、ANA自社便の空席を探すときにはユナイテッドとANAでは空席結果が異なることがあります。なのでANAの空席を調べるときは本家のANAの特典航空券画面を使いましょう。

 

そこで見つけた空席をANAの複数検索で繋げていけばいいのです。

そうして検索を続けていると、どこの航空会社が特典枠が多いなという情報が自分自身に蓄積されていくのでどんどん検索能力が上がっていきます。

 

予約しづらい特典航空券をゲットするために上級会員になる必要性はあるのか!?

 

マイラー界では修行僧という言葉が存在します。修行僧とは上級会員になるためだけに飛行機に乗る人を指します。

上級会員になると特典航空券の空席枠が増え予約しやすくなると言われています。

これ以外にもラウンジが使えたり、プレミアムエコノミークラスに空席があれば無料でアップグレードしてもらえるというような特典があります。

 

ただ特典航空券を取りやすくするためだけの目的であれば、敢えて40~50万もの費用を使って上級取得する必要はないかと個人的に思います。

ANAの上級会員になっても、空席枠が増えるのはANAの自社便だけであり提携航空会社では差がありません。

ビジネスクラスに至っては路線によりますがせいぜい2~3席増えるといった程度です。

それならば今回説明した、ANA特典航空券の乗り継ぎルールに従ってあらゆる経由便を駆使する方法が圧倒的に予約できる可能性が高まります。

どうしても私はANAにしか乗らないんだ!という人は上級会員になるのもありだと思います。

 

特典航空券をゲットするコツのまとめ

.

ANAマイル初心者である妹のヨーロッパ旅行をきっかけに、どんなところで初心者の方がつまずいてしますのかという気づきを得ました。

そして、その経験をもとに初心者がどのようにしたらANAの特典航空券を”予約できない”状態から発券にこぎつけることができるのかということに焦点を当てて解説してみました。

 

もう1度簡潔に3つまとめるとすれば以下をいつも気にするようにしてください。

 
  1. ANA特典航空券の乗り継ぎルールを最大限活用する
  2. 提携航空会社であるスターアライアンスを活用する
  3. 提携航空会社の拠点空港を把握する  
 

巷で言われている355日前に予約するといった裏技的なことを使わずとも、こうしたことを意識するだけで特典航空券を予約できる可能性は何倍にも上がります。

特典航空券が取れるようになりあなたのマイル生活がより楽しくなればなと思います。

 

別の機会に発券したヨーロッパ旅行です。是非ルートづくりの参考にしてください。

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