高評判のニュージーランド航空ビジネスクラスを体験!座席に一癖あり!? 台北ーオークランド
2019/08/18
ニュージーランド航空は一風変わった座席!? 最新鋭787でオークランドへ!
航空会社:ニュージーランド航空 (AIR NEW ZEALAND)
NZ78 TPE-AKL TPE-AKL 台北桃園国際空港 ー オークランド空港
機材:B789 (B787-900)
飛行距離:5520マイル
搭乗クラス:ビジネスクラス (ロイヤルローレルクラス)
座席:5K
搭乗日時:2019年6月15日(土)18:30発
着陸時刻:08:53
到着時刻:08:59
機体番号:ZK-NZJ
飛行時間:10時間4分
今回はニュージーランド航空を利用して台湾の首都台北からニュージーランドはオークランドまで飛びました。
利用したのはビジネスクラス。ちなみにニュージランド航空ではビジネスクラスのことをビジネスプレミアと呼んでいます。
日本からエバー航空で台北まで3時間で到着しましたが、台北からオークランドまでは10時間を超えるフライトです。
10時間を超える長距離フライトとなると、ビジネスクラスも乗りがいがあるというもの。
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ニュージーランド航空を利用したのは今回で2度目になります。
2度目といっても前回利用したのはほぼ25年前でまだ私が子供頃でした。
そのときはもちろんエコノミークラスを利用しましたが、機内食にお寿司が出てかなり美味しかったのを覚えています。
昔はエコノミークラスでも機内食が今よりも美味しかったのを覚えています。(コスト重視の影響でしょうか?)
目次
台北空港ではエバー航空のラウンジTHE INFINITYが利用可能 (シャワーあり)
ニュージーランド航空を含むスターアライアンス系のビジネスクラスを利用すると利用できるのがエバー航空のTHE INFINITYというラウンジとシンガポール航空のシルバークリスラウンジになります。
エバー航空が台北に所有するラウンジは4つ。
- THE GARDEN
- THE INFINITY
- THE STAR
- THE CLUB
ただTHE INFINITYとTHE STARは同じ入口になっています。(なのでTHE INFINTYを利用した後にTHE STARの方に行っても特に止められることはありませんでした笑)
こちらがTHE INFINITYとTHE STARラウンジの入り口。 右に進むとTHE INFINITY左に進むとTHE STAR
入り口に入ると案内係のロボット君がお出迎えしてくれます。 少しだけ会話を楽しみました。(笑)
こちらのラウンジは2度目の利用となりますがいつもゆったりと落ち着いた雰囲気。 この日もラウンジは比較的空いていました。
まずはこれから始まる10時間フライトに備えてシャワーを浴びることにしました。
受付でこの緑色のカードキーをもらい入室し、カードを挿入し電気をつけます。
清潔感があり快適にシャワーを利用できました。
成田のANAラウンジのように必要なアメニティは一通り揃えられています。
到着地オークランドのシャワー室にはバスタオルしかなかったのでアメニティが揃っているというのは評価が高いです。
シャワーを終えてどのような食べ物があるのかラウンジ散策♪
ハーゲンダッツがありましたが機内食に備えて少しだけいただくことに。
普段だったらいっぱい食べているのに…と少し残念。
ホットドックにするソーセージまでくるくる回っていました。
焼きそばや中華風の炒めものが並びます。
さすが台湾! 飲茶まであります。
787ビジネスクラスは3列シートのヘリンボーンタイプの座席
さてラウンジを出て搭乗ゲートへ移動し、優先搭乗にてニュージーランド航空のビジネスクラスへと乗り込みます。
初めてのシートにテンションMAX。機内へと入った瞬間に紫に包まれるという変な感覚を味わいます。
写真でもわかりますでしょうか? 機内全体が紫の光で照らされているのです。
おかげで写真を撮るには最悪のコンディションでした(笑)
辺りが薄暗いのと紫の光のせいで元々のシートの色が分かりづらいかと思います。
なのでビジネスクラスの第一印象は”紫一色”!となりました。。。
今回の機材はB787-900ですが、実はニュージーランド航空が2014年に世界で初めて787-900を取り入れたローンチカスタマーです。
ちなみに787-9は787-8の胴体全長を長くした機材ですが、787全体のローンチカスタマーはANAいなります。
原型モデルでもある787-800を2011年に初めてANAが受領し運行を開始しました。
機材の話は程々に、座席は横に3列A・J・K席になっています。バスではよく見かける3列ですが飛行機では珍しいタイプです。
そして3x縦6列の全18席がビジネスクラスのシートになります。
今回私は右側K列の5Kに座りました。
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シートはヘリンボーンシートと呼ばれる”ニシンの骨”の形状で真ん中J列と右側K列が通路側に向いています。
つまりJ列とK列に座っている人の足が通路に向いているということになります。
もちろんどの席からでも通路へダイレクトにアクセス可能です。
そしてこちらがA列の席になります。こちらは1列で1つの通路を使用しています。
隣の席の人以外は顔を合わすことはないのでよりプライベートな空間を好む場合はこちらのA列がおすすめです。
ちなみにこのシートですがリクライニングがほとんど倒れません。
深く倒してリラックスしながら映画を見るには不向きなシートになります。
後ほど説明しますが軽いリクライニングかフルフラットの2択しかなく、深くリクライニングを倒すことができない仕様になっています。
窓側の席ですが窓を背に向けて座るので外の景色はほとんど見えません。
逆に真ん中の席のほうが横目に窓側の景色が見えるかもしれません。
紫がかっていますがシートは白色をしています。枕とミネラルウォーターが席に用意されていました。
こちらは真ん中J列の最後尾の席。1番後ろの席だけ隣にスペースがあります。
収納スペースが少ないのでこの席はおすすめかもしれません。
シートの後ろに少しだけ黒い袋のようなものが見えますが、この中に寝るときのベッドパッドが入っています。
パーソナルモニターが席横に埋め込まれているのがわかります。
ビジネスクラス機内食1回目 (ディナー)
まずは前菜です。
牛肉とマッシュルーム、大根、エシャロットなどの野菜に黒豆ドレッシングがかかっています。
こちらはあっさりとしていて日本人にも食べやすい味でした。
そしてこちらがメインのお肉。
牛肉のショートリブステーキに野菜が添えられています。
こちらもクセがなく食べやすい味で美味しかったです。
メインディッシュとの間にパンも勧められましたがお腹いっぱいになるので控えることにしました。
特に外資系の航空会社でビジネスクラスに乗るとメインが来る前にお腹いっぱいになる量が機内食が出てくるのでパンは食べないのがおすすめです(笑)
そしてこちらが魚を選択した場合の前菜です。
帆立貝やきゅうり、フィッシュボールなどがでてきましたが右下の物体は鶏肉が入っているようですがよくわからないものでした。
メニューには英語で”Chicken and wolf berry terrine”と書かれています。
こちらの魚はオヒョウと呼ばれるカレイの一種のようです。
私は食べていないのですが残念なお味だったも模様(笑)
そしてこちらがデザート。アプリコットとベリーソースがのったアイスクリームです。
このソースがアイスによくあいます。
デザートの前にチーズの盛り合わせもありましたがデザートを食べるためにスキップしました。
ビジネスクラスの座席とシート周りをチェック! 収納が残念!?
ほとんどが座っている横の壁に埋め込まれている形になっています。
真正面にはパーソナルモニター、右上に読書灯、その下にドリンクを置く場所。
TVモニターの下にはコントローラーがありコントローラーの下には安全のしおりや機内食メニューを入れられる収納スペースになっています。
ビジネスクラスとしはかなり限られた収納スペースであるのが正直な感想です。
ミネラルウォーターが搭乗時に置かれていました。
座席横の唯一物が置けるスペースですがかなり限られた面積です。。
本などの冊子等を入れられる収納スペース横に電源があります。もちろんユニバーサル電源対応。
昔ながらのエコノミークラスにもあるコントローラーです。最近のビジネスクラスはPS4のような大きな液晶がついているものが主流になっているように思います。
パーソナルモニターの左下にUSBとイヤホンジャックがあります。
搭乗時に撮影したのですがオットマンにアメニティと機内食メニューが置かれていました。
壁の前方にあるスイッチです。食事用のテーブルを出すときや、シートをベッドにするときにするボタンになります。
モニターの画面はビジネスクラスとしてはかなり小さくエコノミークラスとほとんど変わらないようなサイズでした。
さすがB787の窓はかなり大きくて外が見やすいです。
フルフラットベッド
シート周りを一通り確認したところでシートを倒してフルフラットの状態にしました。
ただニュージーランド航空のビジネスクラスは曲者で、おそらく初めての利用だとほとんど人がどのようにベッドモードにするかわからないと思います。
というのも、通常のリクライニングボタンをおしてもフルフラットにはならないのです。
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シンガポール航空のビジネスクラスでも同じような仕組みのシートがありますが、シートを前方に倒してフラット状態にする仕組みになっています。
車でいうと大きな荷物がトランクに収まらないので後部座席を前に倒しているような状態になります。
厚めのブランケットを敷いて就寝タイムです。
ヘリンボーンシートは横の壁のせいで少し圧迫感を感じました。
機内食2回目(朝食)
さてみなさんが気になる機内食の2回目(朝食)です。
まずはフルーツの盛り合わせとシリアルにお好みのヨーグルトをかけます。私はベリーのヨーグルトをチョイスしました。
朝の寝起きにあさっりとしたフルーツの盛り合わせは相性がよく食べやすいですね。
フルーツとヨーグルトを食べ終えるとメイン料理の登場です。私は次の3つの選択肢の中から中華風のお粥を選びました。
- スクランブルエッグ
- お粥
- フレンチトースト
飛行機に長時間乗っていたり、旅行で疲れているとあっさりとしたものが欲しくなるものです。
こちらのお粥と点心はそんなときには食べやすくおすすめです。
そしてこちらがメニューのもう1つ、フレンチトースト。日本人が想像するフレンチトーストは少し違うような感じでしょうか?
どちらかというとパンケーキという感じでしょうか?
ベリーシロップとクリームが大量に乗っかっていてめちゃくちゃ甘いフレンチトーストでした(笑)
アメニティキットはシンプルでシック
こちらがニュージーランド航空ビジネスクラスのアメニティバッグです。
とてもシンプルなデザインで特に袋などに入っているなどもなく搭乗時にシートのオットマンに置かれていました。
正直なところニュージーランド航空はアメニティにあまり力を入れている印象ではなさそうです(笑)
気になるアメニティの中身は
- 歯ブラシセット
- ボールペン
- 耳栓
- マウスウォッシュ
- ハンドクリーム
- リップクリーム
- アイマスク
- 靴下
ニュージーランド航空のビジネスクラスを乗り終えてみて
ニュージーランド航空のビジネスクラス今回初めて利用してのレビューを今回お伝えしました。
私がニュージーランド航空で最も良いと思っているところは客室乗務員のフレンドリーかつ丁寧なサービスです。
正直私はそこに少し驚きました。というのもアメリカなどのキャリアに乗っているとアジアに比べてサービスレベルはどうしても落ちるという覚悟をしていました。
それがいざ乗ってみるとアメリカの航空会社とは全く違うレベルの高いサービスにビックリ。
同じ英語圏の航空会社でもこんなに違うのかという印象です。
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その一方でニュージーランド航空のハード面ですが、ヘリンボーンシートというのは好き嫌いが分かれるところだと思います。
このブログでは散々言っているのですが最近のビジネスクラスで多きく差が出るのが足元の広さ。
ビジネスクラスでフルフラットというのはもはやどこの航空会社でもスタンダードになっています。
しかし、この足元のスペースによって長距離フライトの快適度が大きく違ってきます。
足元のスペースが限られることによって寝返りが打てず、身体全体に影響します。
ニュージーランド航空も足元の幅がかなり制限された構造になっています。
またヘリンボーンシートということで左右両方に高い壁があるような状態で狭さを感じました。
またリクライニングがあまり倒れないのと、ベッドモードにするには大掛かりな作業が必要なのもこのシートの残念な点です。
就寝時間を終えて1度席を通常の状態に戻すと深くリクライニングを倒してリラックスできなくなります。
またベッドモードにする際も客室乗務員総出で作業しなければならなくなるのでかなり忙しそうにしていました。
ニュージーランド航空は787-9のローンチカスタマーですがシート採用の際にそこまで計算されていなかったように感じます。
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少々厳しいレビューになりましたがサービスに関してはかなり良かっただけに残念です。
今後シートが改善されれば、ソフト面、ハード面両方がそろいレベルの高い航空会社になることは間違いないと思います。
ちなみにですがニュージーランド航空さんの名誉のために言っておくと、オークランド空港のラウンジはかなり高評価でした。
料理は美味しく、フラットになるチェアーでゆっくりできるところがあったりと最高でした。
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