タイ国際航空B777-300ERビジネスクラス搭乗記 短距離でも座席はフルフラットシートと快適
2019/01/30
タイ航空ビジネスクラスでクアラルンプールーバンコク便の気になる座席や機内食を紹介
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航空会社:タイ国際航空(TG)
TG418 KUL-BKK クアラルンプール国際空港ーバンコク・スワンナプーム国際空港
機材:B773ER (B777-300ER)
飛行距離:756マイル
搭乗クラス:C (ビジネスクラス)
座席:15K
搭乗日時:2018年10月22日(月)20:55発
着陸時刻:21:53
到着時刻:22:03
機体番号:HS-TKK(レジ2012年8月)
飛行時間:1時間51分
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目次
タイ航空ビジネスクラスの概要
タイ国際航空のビジネスクラスを利用してマレーシアはクアラルンプールからタイのバンコクまで飛びました。
タイ航空は皆さんご存知の通り、東京を始め関空、名古屋、福岡、札幌など多くの日本の都市に就航しているので馴染みのある航空会社だと思います。
今回タイ航空のビジネスクラスの利用は初めて。実は日本からタイ航空を利用したことがありません。
利用したのは以前にバンコクからダッカ(バングラデシュ)行きのエコノミークラスで1度利用経験したのみになります。
なので私にとっては余り馴染みのない航空会社という感じ。乗る前からどんな航空会社なのかかなりワクワクしていました。
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クアラルンプールからバンコクまでは2時間弱と短いフライトです。にも関わらずタイ航空の主要機材であるB777-300ERのビジネスクラスを体験することができました。
過去の搭乗レビューなどを読んでいるとタイ航空は機材により当たり外れが多い様子。直前の機材変更が多くフルフラットのはずが旧シートのライフラットシートになったりということがよくあるようです。
主に以下の機材には旧シートのフルフラットにならない(ライフラット)ビジネスクラスに
- A330
- B777-200
- B777-300
- A380
- A350
- B787
- B777-300ER
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そういう意味では今回のB777-300ERはバンコクからヨーロッパ行きの便でも使用される「当たり機材」になります。
ただFlightradar24(飛行機の運行情報が見れるめちゃくちゃ便利なアプリ)でクアラルンプールーバンコク線の運行履歴を確認しているとER(長距離)機材でないB777-300で運行されている日もありました。
(ERは”Extended Range”の略で簡単に言うと航続距離が伸びた長距離線に適した機材となります)
なのでこのような短距離路線だと運任せなのかもしれません。
これから初めてタイ航空のビジネスクラスを利用する方もいると思うので、初めて目線で機内の様子を詳しく紹介していきたいと思います。
またクアラルンプール空港で利用したタイ航空ロイヤルオーキッドラウンジやシンガポール航空のシルバークリスラウンジも紹介しています。
タイ国際航空 チェックイン開始時間の3時間前に空港へ到着
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空港に設置されている自動チェックイン機
今回の旅ではクアラルンプールの友人を訪問していました。その帰路となります。
クアラルンプールの友人の家を後にし、KLセントラルに向かいました。KLセントラルに到着すると以前にはなかったニューセントラルというショッピングモールができていました。
そこで少しの両替を済ましバスでクアラルンプール国際空港へと向かいます。(地元の人は空港のことを略してKLIAと呼びます)
空港ではラウンジを巡りたかったのでチェックイン開始時間である出発3時間前に到着。
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今回利用するTG418便のビジネスクラス専用チェックインカウンターでチェックインを済ませます。
ビジネスクラスのカウンターは列の人混みもなくサクッとチェックインを終えることができました。ちなみにタイ航空は出発の40分前にチェックインが終了します。
クアラルンプールの空港は日本語表記が多いのが特徴的です。
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チェックインを終えて出国審査へと向かう途中にマレーシア航空のA350XWB(Extra Wide Body)の大きな宣伝を発見。1度乗ってみたい!
クアラルンプール空港のスターアライアンス系ラウンジへ突撃
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クアラルンプールの空港にはスターアライアンス上級会員やビジネスクラス利用者が利用できるラウンジが2ヶ所あります。
一つは今回利用するタイ航空のラウンジ、タイロイヤルシルクラウンジ、そしてシンガポール航空が運営するシルバークリスラウンジの2つ。
よく考えるとどちらもマレーシアのお隣の国の航空会社です。
タイ航空ロイヤルシルクラウンジ
それはされおき、まずはタイ航空を利用ということでロイヤルシルクラウンジへ寄ってみました。
タイ航空お膝元、バンコクではない隣国マレーシアでのロイヤルシルクラウンジどんなものなのか? 気になっていました。
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縦長で長方形状に長く伸びた造りになっているのが特徴的です。
比較的空いていたので静かにゆっくり過ごすには快適です。
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このラウンジの最大の特徴はなんといってもラウンジ内から見える外の景色。座りながらにして間近に超大型機材が見えました。
マレーシア航空のA380が3機もあり大興奮、 航空ファンなら萌えるスポット。
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食事は麺類が多めで種類は多くありませんでした。まあこの後機内で食事が出るので問題ありません。
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ラウンジでは食事を取らないでドリンクだけ済ましてと思っていたのですがこれを見ると我慢できませんでした(笑)
この後こちらのチキンライスをいただきます。
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いただいたチキンライスはあっさりとした味で食べやすく美味しくいただきました。東南アジアにいると無性に食べたくなるチキンライス。
シンガポール航空シルバークリスラウンジ
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続いてシンガポール航空のシルバークリスラウンジに移動しました。
こちらもこじんまりとしたラウンジですがそれぞれの場所でシートが異なっておりタイ航空のラウンジよりも工夫が感じられます。
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テーブルが使用されたスペース
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通常のソファー座席
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夜19時ぐらいの時間ですがどちらの時間も空いておりゆっくりすることができました。
この後行ったカードラウンジ、「Plaza Premium Lounge」は広いのですがかなりの人が並んでいてラウンジ内もかなり混雑していました。
クアラルンプールの空港では航空会社のラウンジのほうが空いていてゆったりするにオススメです。
タイ航空ビジネスクラスの座席
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ラウンジでゆっくりしていると搭乗ゲートにたどり着いたときには既にFINAL CALLに。いざ機内へと乗り込みます。
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ビジネスクラスの機内へと入ります。ビジネスクラスに乗るときはこの瞬間が最もテンションが上がるのではないでしょうか?
初めてのタイ航空とのシートに興奮が抑えられません。
タイ航空はパープル色で統一されています。座席はスタッガードシートでアブレスト(配列)は1-2-1の4列になります。
なのでどのシートからもダイレクトに通路へとアクセスでき隣の人の邪魔になることはありません。
ANAのビジネスクラスもスタッガードシートですが、航空会社が変わると同じスタッガードでも印象が大きく変わります。
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着席するとまずはウェルカムドリンクをいただきます。私はオレンジジュースをいただきましたが一口飲むと、すぐに席を立ち写真撮影です(笑)
乗り慣れていない迷惑な客に写っていたかもしれませんが初めてのタイ航空ビジネスクラスだったのでお許しを!ということで機内を撮影。
ANAと同じシート体型ですが何が違うのかなと考えていました。
最初に気づいたのは座席横にあるサイドテーブルです。今回のB773ERに限って言えばサイドテーブルの形がANAのものと違いました。
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タイ航空のサイドテーブルは前方にカーブはありますが大まかに言うと楕円形型の長方形といった感じですがANAのものはもっと正方形の形だと気づきました。
長方形になっている分ANAのサイドテーブルより少し小さいサイズになっています。
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こちらがANAのサイドテーブル
ただタイ航空のB773ERはこのような大きさですが、最新機種のA350などではこのサイドテーブルも大きくなり改良されているようです。
次はぜひA350のビジネスクラスを体験してみたいところです。
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席につきゆとりのあるビジネスクラスのシートを見ていきます。
まず席前方のパーソナルモニターですが15.4インチとノートパソコンぐらいの大きさになります。
特に小さくはないと思うのですが直前にANAのビジネスクラスを利用したので少し小さく感じました。(ANAビジネスクラスの液晶画面は18インチ)
ANAの画面が大きすぎるだけなのかもしれません(笑)
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モニターの左下にはUSBの差込口が2ヶ所あります。2つあるのでスマホとパソコンと両方同時に使用していても困ることはありませんでした。
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サイドテーブル上にはビジネスクラスでよく見かけるタイプの読書灯があります。
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そしてサイドテーブルの下には座席リクライニングとテレビのコントローラーが備え付けられています。
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リクライニングのリモコンは視覚的にわかりやすく表示されています。
飛行機内にいるときに気づかなかたのですが、後ほどリクライニングのコントローラーをよく見てみるとマッサージ機能がついていました。マッサージ大好き人間なのに使わずじまいで残念。
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フルフラットした際に足を入れるオットマン、先端の幅は少し狭めなので寝返りを打つには厳しそうです。
今回のような短距離では問題ありませんがヨーロッパみたいな長距離路線になると少しストレスを感じるかもしれません。
私の個人的な判断なのですが、最近のビジネスクラスはどこもフルフラットが標準になってきているのでオットマンのスペースが長距離で機内の快適度を左右すると考えています。
タイ航空のA350ではこのオットマンのスペースが大きくなっているのか気になるところです。
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今回珍しいと思ったのが機内食を食べる時のテーブルです。利用しないときは前方の壁に固定されています。
通常は横に収納されていることが多いので「えっ!こんなところに」となりました。
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下ろすと通常のテーブルのように使えます。
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フルリクライニングにした際の目線位置から撮影してみました。画面が見やすくいいですね。
ただやっぱり足幅が気になります。足の横への可動域がほぼありません。
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続いて機内のトイレを覗いてきました。機材の年数に対してトイレは新しかったので改装されているように感じました。
タオルでデザインが作られていたりお花が飾られていました。エコノミーではおそらくないと思うのですがどうでしょうか?
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機内食
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短いフライト時間なので水平飛行になるとすぐに機内食のサービスが始まります。
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短距離なので全てがワンプレートで提供されました。タイ料理、洋食、ローカル料理(おそらくマレーシアの広東料理)の3つの中からメイン料理を選べました。
私はタイ航空ということでタイ料理を選択。内容はチキンカレーにかぼちゃとご飯が添えられているものでした。
そして燻製鴨肉とポテトのサラダ。
評判の高いタイ航空だけに期待していましたが鶏肉の方は私には合わない味でした。おそらく日本発であればまた違ったかと思います。
あくまでクアラルンプール発の機内食のレビューと思っていただいた方がいいかと思います。
その一方デザート(バナナムース)が案外美味しかったのです。見た目は少し残念な感じだったので期待せず食べると違う意味で期待を覆してくれました(笑)
次回は日本発のタイ航空で機内食をレビューしたいと思います。
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タイ風チキンカレー
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鴨のサラダ
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フルーツの中にドラゴンフルーツが入っているのは東南アジアならではでしょうか?
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見た目は微妙ですが以外と美味しくいただいたデザート
アメニティ
流石にクアラルンプール線ではアメニティはいただけなかったのですがこの後に利用したインドのデリー線でのアメニティを紹介したいと思います。
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特にどこのメーカーのものかは書かれていなかったのですがデザインがかわいくて日常でも使えそうです。
バンコクーデリー間は4時間ほどのフライトですが日本路線だとフルラのアメニティポーチがもらえるようです。
フルラだったらもらって嬉しいですよね。
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耳栓、歯ブラシ、くし、アイマスク、マウスウォッシュなど必要なアメニティが一通り揃っています。
ビジネスクラスのシートを色んな角度から
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15Kの座席から見た機内左側の様子です。やはりトリプルセブン(B777-300)に横4列はかなりゆったりしています。
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前方のシートが通路側にある座席です。やはりシートが通路側にあると通る人に丸見え状態、個室感がほしいときは窓側にシートがある座席を選ぶのがおすすめです。
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タイ国際航空ビジネスクラスを利用しての総括
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クアラルンプールからバンコクまでの2時間弱という短いフライト。そんな短距離フライトでヨーロッパ路線でも使用されているB777-300ERを利用できたのはラッキーでした。
短すぎてフルフラットを100%活用出来る時間がなく評価するのは難しいですが快適なあまり一瞬でバンコクへ到着。
またB777-300ERということで、ANAの同機材のビジネスクラスと比べると座席の大きさは少しコンパクトな印象です。
横幅などもANAのB773ERの方が大きいように思います。
タイ航空にはA380やA359もビジネスクラスにスタッガードシートが採用されています。
A380はデザイン等B773ERと同じようですが、A350はサイドテーブルやモニターのサイズなども異なるようです。
なので次回タイ航空を利用するときはA350に乗り今回の機材と違いを体験してみたいと思います。(もちろん2時間のフライトではなく6時間以上は乗りたいところですが(笑)
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